東大阪市(光ゴルフ練習場・東大阪ゴルフセンター)と吉祥寺ゴルフ倶楽部と三鷹ゴルフプラザでPGAティーチングプロA級のゴルフレッスン。初心者から100切り・上級者やプロゴルファーまで、レーダー弾道測定器Flight Scope X3(フライトスコープ X3)TPI G2(タイトリストパフォーマンス研究所 GOLF レベル2認定)で、少人数でサクッとおいしいゴルフのつくり方を伝えます。
先日のお話です。
プロ…
今日の夕方少し見てもらう時間ありますか?
っと11時ごろLINEがありました。
15時からであれば大丈夫ですが…
僕もちょっとスケジュールの関係で30分くらいしか無理ですが、それも良かったらどうぞ!
ちなみに、お電話にて結構なのでご相談内容をお聞かせいただけませんか?
ご来場頂いた時には即対応できますので!
ということでお電話がありました。
そうして14時30分頃でした。
あと1時間以内には行けると思いますが、3日前までは問題なかったんですが、一昨日の練習からドライバーがスライスするんです。
今日はラウンドだったのですが、実は、アイアンとUTは良い感じのフェードになるんですが、ドライバーがやっぱりスライスするんです…
たまにアイアンでも引っ掛けるんですが…
ほぼ断定できました。
その方は、プリショット・ルーティーンは大事だと判っていますし、ご自分の技量も判っていらっしゃいます。
ドライバーが曲がってOBが嫌なのでFWやUTでティーショット。前半は38でしたが、やはりドライバーをと思って後半は50。
でも、久しぶりのゴルフだったのでドライバー打ちたいですよね。
そしてご来場後、30分で断定通りの症状だったので5W1Hを活用して修正し、僕は、別のスケジュールの為退場したのですが、気になり 1時間後LINEしたところ、
もう大丈夫です。元に戻りました。ルーティーンにこれを取り入れます。ありがとうございました!
TPI G2ならではの修正方法でした。
確信のゴルフでは
10年以上に亘るティーチングの経験の中から、 “確信“をもって皆さんに伝えできることを、“信念“をもって発信していきます。 確信を持てる事それは事実に基づく内容であり、客観的に証明できる内容です。 その中にはもちろんスイング理論があり、ギアの解説やフィジカルおよびメンタルの強化のための内容も含んでいます。 また、実戦ですぐに使える現場の技術や、ドリルもできるだけたくさんお伝えします。 ここでは見聞きしたことをそのまま伝えることはせず、実際にボールを打ったり体を動かしてみてその内容に自信が持てるものだけを皆さんにお伝えします。 もちろん実績があり客観的な検証で正しいことが証明されれば進んで紹介していく予定です。
吉川です。
アドレスの前に プリショット・ルーティーン
ゴルフスイングはアドレスから始まる、とほとんどのプレーヤーは思っていますね。ゴルフトーナメントの中継をよく見てください。トーナメントプレーヤーはショットの時、ボールに向かっていきなりセットアップしてショットするでしょうか。そうではありませんね。グラブをはめなおしたり、ボール後方で小さくスイングしたり、ボール後方に立ってターゲットラインを確認したり、アドレス前にハーフウェイバックまでのヘッド軌道を確認したり、といった動作を必ず入れています。そしてそれぞれのプロの動きはいつも同じです。なぜでしょう?これはそのプレーヤーの癖?
話を変えて、皆さんの一日を思い出してみましょう。朝起きてから毎日ほぼ同じことをします。歯を磨く、食事をする、新聞を読む、通勤電車に乗る、デスクで仕事をする...など。思い出してください。それぞれの動作は毎日ほぼ同じ順番でこなしています。何かの事情で動作の順番が狂うとギクシャクしてうまくいかない、という経験は誰もが経験しています。これはなぜでしょう?
動作の順序はルーティーン(Routine)と言って、繰り返し行う動作は大脳の中にその手順が記憶されていて、いったんその動作が始まると自動的に手順が進んでいきます。ほとんど動作のことを考えずに進むので大脳にとってはストレスフリーな動きになります。
ゴルフに戻りましょう。
ショットの繰り返し精度を上げるためには、毎回同じ動作が繰り返される必要があります。グリップはこう握りアドレスの前傾はこの位でクラブはこっちに引いて...などと考えていてはストレスがどんどん上がりまともなスイングは望めなくなります。スイングのことは何も考えずにどこへどんな球筋で打つか、に集中できればショットはうまくいきます。そのためにはアドレスしたら自動的にスイングができればいいですね。トーナメントプレーヤーのアドレス前の動作はまさにスイングを自動的にスタートさせるための「プリショット・ルーティーン(Preshot Routine) 」なのです。
“この手順を踏めば一連の動作が自動的に流れる“
ということを保証する動きなのです。
アメリカではプリショット・ルーティーンとショットパフォーマンスの密接な関係について数多くの論文が発表されていて、ほとんどのトーナメントプレーヤーがトレーニングに取り入れています。勝負は打つ前に決まっている、といっても言い過ぎではないでしょう。
ドライビングレンジでもこのルーティーンを身につける練習はできます。ボールをただガンガン打つのはやめて、打つ前にボールの後ろに立ってどこへ打つかを決め、そのイメージを持ったままボールにゆっくり近づきアドレスをする。この動作を練習中に5球を1セットとして3セット位やってみて下さい。これを続けると落ち着いてアドレスに入ってスイングをスタートできるようになり、あなたのプリショット・ルーティーンを作ることができます。是非試してください。
アドレスのポイント スイングの準備
アドレス前のプリショット・ルーティンの大切さを前回説明しました。ぜひこれは身につけてください。そしてアドレスに入った時にやるべきことがいくつかあります。そのほかに正しくアドレスするためのヒントを紹介します。これらはスイングメカニズムに関するポイントではなく、「感じ」のアドバイスです。
まず1プレーンスイング。
1プレーンスイングは上体(背骨・スパイン)の周りを背骨とほぼ直角にクラブヘッドが回転します。ですからスパインがじっとしていて回転する(捩れる)だけであれば、クラブヘッドは必ずボールとコンタクトします。1プレーンスイングではタイミングに関係なくボールがヒットできる、という理由がここにあります。ということはスパインが回転(捩り)の軸心として、少なくともインパクトまでは動かないことが大切になります。どうすれば軸心がじっとしていられるのか。体のパーツでスイング中に動かない部分があります。それは足です。足の上に脚が乗っていてその脚で骨盤を支えます。背骨はその骨盤で支えられています。スイングの繰り返し精度を上げるためには骨盤が背骨を支えている点がしっかりとしていて動かないことが大切になります。この点はパンツのベルト通し(ベルトループ)の位置という分かりやすい表現をされることがあります。ここから背骨が真っ直ぐに前傾していてそれを軸にスイングする、というイメージです。どうすれば背骨が真っ直ぐにできるのか。「腰にスイカを乗せろ」というアドバイスがあります。腰に乗せたスイカが落ちないようにお尻を後ろへ突き出すイメージです。プロのアドレスを見てください。見事に背骨が真っ直ぐに(時にはアーチ状に反っているぐらいに)なっています。一度イメージしてアドレスしてみて下さい。きれいなポスチャーになりますよ。
次に2プレーンスイング。
2プレーンスイングはかなり立ち上がった姿勢なので背骨は真っ直ぐに構えやすい姿勢ですね。2プレーンスイングの重要なポイントとして、ダウンスイングで頭の位置が下がらないことが重要です。スイング全体を通してこの感覚を保つためのアドバイスを一つ。それは、後ろから首を掴まえられて少し引っ張り上げられている感じを持つことです。感覚的には顎を少し引いた感じになります。この感覚をスイング中に保つことが大切です。特にダウンスイングでこれをしっかり意識すると、インパクトが安定しヘッドスピードが上がるという効果が期待できます。2プレーンスイングはダウンスイングで頭の位置が下がることを嫌います。ぜひ「首をつかまれた」イメージを持ってスイングしてみて下さい。
ミスショットをしないためのアドレス
ティーインググラウンドに立つと誰もが不安に駆られます。特に朝一番のティーショット。これはトーナメントプレーヤーも同じで最も緊張する場面です。もしかしたら空振りするんじゃないか、とかいつものショットが打てるんだろうか、という極度の不安で頭が一杯になります。ましてやアマチュアの場合は月に何回かしかこういった場面に立たないわけですから、心臓が口から飛び出しそうになる人もいるかもしれませんね。成功しているプレーヤーはどうやってこの状況を克服しているのでしょうか。ミスを減らし平常心でプレーするための条件は3つあります。
- 自分に期待しない
- 今打つボールに向かっていつものスイングをする(飛んでいくボールに未練はない)
- 結果を受け入れる
まず❷は練習によってスキルを磨くことで達成します。たいして練習もせず月一ゴルフのペースで2.を達成することは無理です。それは虫がよすぎます。よくラウンド後に風呂場で「○番ホールのセカンドをミスしたのが響いた」といった会話を聞きますが、よくよく聞いているとスコアは105 だったりします。安心してください。そのレベルで一打がスコアを左右することはありません。もっともっと正しい練習をしてスキルを上げて自分が信じられるようになってください。
❶は最も多くの人が陥る罠です。今日は朝から何か調子がいい予感がする、練習場でいい当たりが連続した、その日に限って普段より悪い結果になったことはありませんか。しかもスコアはあきらめた、と思ったとたんにいいスコアが出始める。一度は経験していますね。調子のいい自分に期待をした結果、実力以上のことができると思い実力以上のことをやろうとしてしまう、結果失敗すると期待外れの自分と18 ホール付き合うことになり「カーヌスティの悲劇」「ヴァン・デ・ヴェルデの悲劇」に襲われてしまいます。
どんな時でも期待以上のスーパーショットが打てるのは練習量の裏付けがあってこそ。あまり自分に期待せずにいつも通りにプレーしましょう。
❸は❶と大きく係っています。自分に対する期待が大きいとミスショットは受け入れがたいものとなります。インパクトでボールがクラブフェースを離れた瞬間にそのショットは過去のものとなります。過去のことを変えることはできません。すべて受け入れるしかありません。そして次の一打をどこへ打つかを考えるべきです。いいショット(結果)を得るためにはいい原因(スイング)を作らなくてはいけません。打ったボールの球筋はスイングの性質を教えてくれるデータです。いいデータを得るために正しい練習でいいスイングを身につけましょう。
上手なプレーヤーと成功しているプレーヤー、強いプレーヤーとは違います。その違いは主にこれら3つのポイントによることが多いと思われます。強いプレーヤーになりたい人はこれらのことを心掛けて練習してみて下さい。
レッスンの組み立て方(Building a Lesson)
練習の方法には、ブロック練習とランダム練習があります。
TPI G2では、このブロック練習とランダム練習の取り入れ方を詳細に勉強します。
その時に必ず怠ってはダメなこと
アドレスの前に自分のルーティーンを行うこと
練習の時とラウンドの時で全く同じルーティーンを行うんです。
吉川も言っていましたね。
僕はこんなコメントをする時があります。
いつも練習では毎回やっている1,000回以上の自分のルーティーンでしょ?これをやれば成功するチャンスが訪れますから!
練習場では、今や3回に2回は成功しているショットだとしましょう。素振りで良いイメージができたら 1回ナイスショットしたんですから1/2(50%)の確率でナイスショットするハズです。
また、7番アイアンで50球もフェードとドローの練習をしたのであれば、十分にランダム練習したことになります。毎回同じルーティーンを行なっているのであれば。
パート練習が有効なのは、新しい技術を習得しようとする時のみ
そして、ブロック練習も初心者の時のみ。
ということは、全く新しいことを習得しようとしている場合にのみ有効だということです。
あくまでもスイングの流れの一つですから、打たなければ結果が判りません。
テークバックからバックスイングは、ダウンスイングにつながる動作です。
テークバックからバックスイングは上半身の動きであり、ダウンスイングは下半身の動きが支配します。
ダウンスイングなんて実際、何秒で終わってしまうことかご存知でしょうか?
以前にもお伝えしたと思いますが、0.16秒!遅くても0.20秒で終わってしまいます。
人の脳が
動け!
って指令を出して動き出すのに何秒必要だと思います?
僕で0.325秒でした。(反応速度測定)
ゼッタイ無理に決まってます。
スイングの流れとしてアドレスからテイクバック、バックスイングそしてダウンスイング。
バックスイングとダウンスイングの一瞬の間が、トップ・オブ・スイングです。
トップの位置でクロスしてるとかレイド・オフしているとか、カッピングしているとかボーイングしてるとかって、実は、アドレスに始まりテイクバックからバックスイングが問題なのです。
例えば、オーバー・ザ・トップになるのは、
手打ちだから
力んでいるから
上半身から
だと決めつけることはできません。
様々な要因があるので一つずつ消していくしかないんです。
なので、プリショットルーティーンだけは、同じで居てほしいんです。
後日、詳細はお伝えしたいと思いますが、
「50回目のファーストキス」
という映画をご存知でしょうか?
洋画とリメイクの邦画があります。
僕は、邦画を見ました。
山田孝之くんと長澤まさみちゃん❤️が主演しています。
ストーリー内容の中に出てきます。
短期記憶と長期記憶。
運動機能と認知機能は別モノです。
少しずつしか覚えれない運動機能ですが、でも忘れにくい。
認知機能は覚えやすいけど忘れやすくなります。
認知機能が衰えたとしても運動機能は衰えにくい。
確かに年齢と共に衰えていきますが…
やればできるのが、運動機能です。
✅運動機能は、ルーティーンを大事にします。
では、この話題は後日に。