2023年、コロナ禍が4年目になりました。withコロナが進んできています。実際、僕も肌で感じるようになりました。レッスン依頼が、コロナ禍以前に戻りました。全く予約が取れない状態がなくなりました。
当時のお知らせブログ
の時は、本当に次から次へと毎日、体験カウンセリングが1組以上の日々を送り、初心者デビュープログラムや通常レッスンでどのくらいの方をゴルフレッスンしていたのかと思いました。最高月間延べレッスン人数は200名を超えたこともありました。
しかし、2022年新しい知識を取り入れました。TPI ゴルフレベル2を取得したこと。その中で衝撃的であったVision Assessment(視覚評価)で興味が膨れ上がり(一社)日本ビジョントレーニング普及協会のプロフェッショナルビジョントレーナーとして活動範囲を広げることになりました。
PGAティーチングプロA級のゴルフレッスン。初心者から100切り・上級者やプロゴルファーまで、レーダー弾道測定器Flight Scope(フライトスコープ X3)TPI G2(タイトリストパフォーマンス研究所 GOLF レベル2認定)、モーションキャプチャーMATOUS®︎ 、そして新たにビジョントレーニングを使いサクッとおいしいゴルフのつくり方を伝えます。
そして新たにコグトレ®️が加わりました。
僕は、(公社)日本プロゴルフ協会 TCP-A そしてジュニア指導員としてゴルフの普及活動を担う役割もあります。子ども達にどのようにゴルフに親しんで貰えるかが僕達の役目なのです。プロゴルファーになって貰いたくてゴルフを普及させるつもりはありません。
ゴルフというスポーツを知ってもらうだけでも良いんです。
しかし、コロナ禍で子ども達が一番制限されてしまった可能性があるのです。
様々な発達曲線を参考にしても3歳では80%、6歳では90%。12歳ではほぼ100%神経系が出来上がってしまいます。その大事な時期にコロナ禍で抑制されてしまった基礎の発達を補うことが、これからの僕達の仕事であると思いました。
あなたには何ができますか?
基礎の基礎
まずこの絵を見てください。
(参照the rey osterrieth complex figure test)
これはレイ複雑図形検査といい、高次脳機能障害者の視空間認知再構成機能や視覚記憶機能の簡易な評価法として使用されています。
複雑な図形を模写させ、即時再生、一定時間後の遅延再生を行います。
遅延再生の時間の長さは、15分、30分、45分、60分のいずれも1時間を超えない限り、全体の再生遂行に影響がないことが指摘されています。
(参照 レイ複雑図形検査(ROCFT)https://stnavi.info/dysphagia/higher-brain-dysfunction/rocft/)
(参照https://www.researchgate.net/figure/Sample-Rey-Osterrieth-Complex-Figure-productions-and-Organization-scores-for-10-yearold_fig3_11578862)
いかがですか?
全く似ても似つかない図形になってしまう場合があるんです。
先程もお伝えしましたが、視空間認知機能や視覚記憶機能をテストする図形であり、たとえば、高次脳機能障害者の方へのテストなのです。
これは何を伝えたいのか。それは、見たものを正しく認識して実行し結果を出すことができないということなのです。認知機能が正しく機能していないということなんです。
ですが、現在の子ども達でも同じことが起こってきているのです。
認知機能
(一社)日本ビジョントレーニング普及協会からコグトレ®️の初級コースの受講を勧めていただき受講しました。
普及協会での講座にも一部このテストのことは教えていただいていましたが、かなりの衝撃を覚えるものでした。
のホームページをご覧になっていただくと概略はご理解できると思います。
以前のブログ
でもお伝えしましたし、ビジョントレーニングの趣旨とよく似ていると思われませんか?
視覚・聴覚・触覚・平衡覚・固有受容覚の全てがこの12歳まで完成されてしまうといっても過言ではないのです。
感覚統合
ができているのとできていないとでは全然違うのです。
うちの子もしかしたら遅れてる?
そうではないんです。
今からでも遅くはないんです。
認知機能を養うことで取り返しがつくんです。
確かに早い段階で取り組めば早くに養うことができるのは間違いありません。しかし、子どもであれ大人であれ発達もしますが衰退もしていきます。高齢者にも同じく衰退を遅らせることもできるのです。
見ること
コグトレ®️では、
認知作業トレーニング(COGOT)
認知機能強化トレーニング(COGET)
認知ソーシャルトレーニング(COGST)
の3つの認知トレーニングを行っています。
(一社)日本ビジョントレーニング普及協会プロフェッショナルビジョントレーナーである僕は、コグトレ®️の初級コースの修了証をいただき、これからの子どもたちへ「生きづらくない」人生を歩んで貰いたいと思っています。
見ることで人として正しい認知機能を脳が判断してほしいと願っています。
PGAティーチングプロB級講習会で認知行動療法(CBT)がスポーツにおいて有効な心理療法であると教わりましたし、A級講習会では、認知行動療法を用いながら、子ども達への接し方や児童心理学・発達心理学を教わりましたし、老若男女に対応したコミニケーション法をも教わりました。
しかし、コロナ禍になりコミニケーションが変わってきました。
上記でもお伝えしましたが、大人はなるべく早く上達をとのご要望がほとんどでした。
1ヶ月後にコースデビューなので、迷惑をかけない程度に
この言葉、約3年間度々耳にしてきました。
1週間の方も。
申し訳ないんですが、無理です。
とよく伝えていました。
また、
数年ぶりに再開したのですが、昔みたいにできないんです。
当たり前です。その数年間、ゴルフから離れていたんです。歳もとりました。あの頃と同じようにはできないんです。新しいご自分と向き合ってください。
ちなみに、僕は、人の顔と名前を一致させることが苦手です。何回もお会いしないと覚えれないんです。仕事上、あまりよろしくないので気になっていましたが、あるテストで謎が解けました。
ってご存知ですか?
特別支援でも使われている学研から発売されているビジョン・アセスメントです。
「見る力」のまず3領域(視知覚、目と手の協応、眼球運動)の視覚関連基礎スキルを、10種類の下位検査でアセスメントして弱い部分を見つけだします。
そこで僕は、「形おぼえ」の検査で評価が悪かったのです。そのため、視知覚(VPI)が標準指数を遥かに下回っているのです。
要するに、目で見た顔と耳や文字で覚えた短期記憶が統合しにくいことがわかったのです。数回同じことを繰り返さないと短期記憶から長期記憶へと移行しないんです。たまに、数年もお付き合いがある方でも間違えてしまう時があるくらいです。
ただ、スイングは忘れないんです。どれだけ期間が空いている生徒さんが来られてもスイングだけは忘れてないんです。
でも、名前は忘れてます。(名前は、レッスン予約時に確認できるので笑)
顔も忘れてます。
誰にだってあるんです。
完璧な人など存在しません。
今からでも遅くありません
認知するということは、現実を正しく受け入れることでもあるということなんです。
ゴルフというスポーツは、ほぼ大人になってから始めるスポーツです。
子どもの頃から何か運動をしていた、それもサイドオンターゲットスポーツをされていた人は、確かにゴルフ上達には有利です。
運動をしてこなかった方はもちろんのこと、ヘッドオンターゲットスポーツをされていた人は、脳神経系が対応し辛いのです。
ましてや、ゴールデンエイジとも言われる5歳〜12歳の間に完成されている必要がある神経系が、正しく備わっていないと思うような動きをすることができない可能性があるのです。
(参照 国立科学センター)
このような背景を知らずに、持論や流行のスイングだけを
「教える」
ゴルフレッスンは、上達どころか下手にしてしまったり、ゴルフ離れを引き起こしてしまいます。
と言いながら、僕もこの業界で仕事を始めてやっとわかった次第です。
JGTOから始まりUSGTF、PGA TCP-B、TCP-Aとジュニア指導員。TPI レベル1からゴルフレベル2。認知行動療法からビジョントレーニング。そしてコグトレ®️を修了しました。何年必要だったのでしょう。20年の年月がかかってます。ゴルフレッスンで今のパフォーマンスを発揮するために。
この僕が伝えたいこと。
その人に合ったコーチングをしていけば、数倍早い時間でゴルフを解って貰えると思います。
このブログをご覧になっている方で、世界最強のゴルファーになりたいと思っていらっしゃる方が何人いるでしょう。
その方達は、人並外れた努力をされていると思います。その方達でも何かが足りないと思っているハズ。
そして、ゴルフを楽しくされている方へは、ご自分の目標へ向かって進んで行かれるのであれば、今からでも遅くはありません。
ご自分を客観的に見てあげてください。
僕は、その援助をするだけです。
これからの僕のビジョンは、スポーツだけでは収まることはないと思います。
老若男女、皆様一人一人に寄り添って、僕の命が終わるまで何かに携わりたいです。