ちょっと質問なんですが〜
先日、レッスン中にこんなご質問がありました。
スイングは安定して来たと思うんですが、どうしていつも同じ弾道にならないんですか?
って感じです。
そこでフッとコレを見てもらおうと思いYouTubeの動画を見ていただきました。
スイングロボットってご存知?
スイングロボットってご存知ですか?
スイングロボットは、クラブメーカーが新しいクラブを開発するために導入しているロボットなんです。
めちゃくちゃ単純な動きをしているんですよ。
僕が紹介するのは、地元、東大阪市にある株式会社ミヤマエの
スイングロボROBO-10
です。
まずは、動画をどうぞ
さすが東大阪!
作るコトって世界一ですわ〜。
めちゃくちゃ綺麗なスイングしてるでしょ?
この動画を何人かの生徒さんにも観てもらいました。
そのあと、スイングはもちろん、考え方まで変わった人もいました。
ついでということではないんですが、R・マキロイとスイングロボットとの対決動画もどうぞ。
人は複雑
スイングロボROBO-10の説明書は
https://www.miyamae.co.jp/product/golfrob
動画であれば↓
をご覧ください。
いかがでしょうか?
めちゃくちゃ単純な構造ですよね。たった3関節(肩・肘・手首)と上半身の動きだけで理想的なスイングを実現しているんですから。
コレが肘部分です。
このロボットでメーカーは、クラブやボールの開発を行なっているんですよ。(国内メーカーは全て)
人も基本的には、同じ動きができるハズですよね。
でも何故できないのでしょうか?
それは、複雑に動き過ぎていたりその関節が上手く動かないコトが原因ですね。
例えば、手首の動きですが、橈屈・尺屈を正しくできますか?(ROBO-10は、2度橈屈のセッティングにしているとのこと)
しかし、ほとんどの人は、前腕の回内・回外も同時に動いてしまうハズです。
無理ですから…
1968年に2レバーシステムと呼ばれるスイング中の腕と手首の動きを解説している理論があります。
詳細は
https://www.mamejiten.com/golf/dev/068.htm
をご覧ください。
ちなみに、このゴルフ豆辞典って座学を学ぶには素晴らしいサイトだと思います。(パソコンでご覧になれば、動画も見れます)
先ほどもお伝えした通り、正しく橈屈・尺屈ができているコトが前提なんです。
ほとんどのアマチュアは、バックスイングで左手首橈屈(手首のコック)に左前腕の回内が入ってしまうのでトップでフェースが開いてしまい、そのままダウンスイングで、オーバー・ザ・トップになり、慣性モーメントが使えず、プッシュスライスで飛距離をロスしてしまうんです。
そこで、登場するワードがあるんです。
掌屈
なんです。
その理由がわからない状態でレッスン動画でダウンスイングでは、シャローにとかって伝えている投稿がほとんどです。
アマチュアの人は、左手首掌屈の動きを取り入れないと正しい左手首橈屈ができないんです。
そして、アマチュアは、手首でさえ複雑な動きをしているんですから、スイングまで複雑に動かしてしまうコトでよりゴルフを難しいしているってコトなんです。
僕からすれば、ホントに
スイング難民
が増えているコトが実感できます。
PGAティーチングプロは解剖学の講習とレポート提出を課題となっています。
また、僕はTPI認定なので、各関節の可動域の角度さえも勉強しました。
本当に判っているティーチングプロにレッスンを受けていただきたいです。
良く考えてください。
レッスン動画でスイング理論を投稿している人のスイングをご覧になったコトありますか?
その人が、そのスイングを行なっているのであれば納得してもらっても大丈夫だと思います。また、そのスイングに変えてから、以前より飛距離と方向性も良くなったという実績をデジタル化して発表している人も。
そうでなければ、それはただの
詐欺
です。
先ほどのゴルフ豆辞典では、正しいシャローイングの意味を伝えて頂いてもらってますし、掌屈も、そしてbowed wrist と cupped wristも。
まとめ
ロボットでさえ誤差が5mあると言うコトなんですから、人であればできるハズないです。ココロもありますからね。
今回は、株式会社ミヤマエ様、ご説明、ご協力ありがとうございました。
また、その他、様々なスイングロボットでの動画がありますのでご覧ください。
シンプルすぎるほどシンプルなスイングをしていますよ。
自分とロボットの違いを客観的に洞察してみてください。
我思う、故に我在り