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2020年は、ゴルフ界にとっても大きな変革の年になることは間違いないでしょう。2020年に生きていた人は、これからの未来を想像することはできるでしょうか?まさか、このような世界規模での変革に遭遇するとは夢にも思わなかったと思います。当然、僕もですが…
でも、一方では、ゴルフ界に大きな影響も及ぼしたのは事実です。
実感としては、ゴルフ人口の減少を食い止める為にと取り組んでいた若年層へのゴルフ普及活動ですが、確かに若年層の練習場・ゴルフ場で見かけることが多くなりましたし、レッスン依頼も多くなりました。先日、ある体験レッスンを受講された方は、
動画配信を見てもさっぱりわからないので、レッスンを受けようと思いました。そこで、自宅近所のレッスンを受けようと思ったのですが、予約が電話のみの受付だったので面倒だし、時代に遅れてる感じがして、ネット予約をされているティーチングプロのところに行こう思って探したらココでした。
なんとも、今どきって感じでした。
ネットでゴルフを学べないと思いきや、ネット予約ができるレッスンでないと信用ならないということ。
どれだけの情報が、どれだけ必要なのかも、インターネットで検索されてしまう世界へと変わっているのです。
デジタル
ゴルフのデジタル化は、もはや当たり前。レッスンでスイング動画を活用しないレッスン形式などあり得ない状態です。一般的過ぎて過去のことになっています。
僕のレッスンでは、10年以上前からゴルフ専用ポータブルカメラでスイング動画を撮影していました。
今では、当たり前。
iPhone・iPadでアプリがあれば簡単にスイング動画はもちろんのこと、スイングプレーンや左右のブレも、applepencilなどを使って描くこともできますし、僕の場合は、カウンセリングシートやカルテまでデジタル化しています。
もうはや1年使っているFlight Scope X3(フライトスコープ X3)は、デジタル可視化のナニモノでもありません。
ちなみに、2019年に流行ったシャフトを計測した写真が↓
感覚と数値が、可視化できるようになってしまったんです。
もはや、デジタル機器を使い、数値を読みとり、正しい説明ができることが最低基準です。
ゴルフって物理現象です。
アナログ
デジタルばかりで解決できないのもゴルフです。
自然を相手にしてます。
以前にも投稿しましたが、四季でゴルフも変わります。簡単に言うと3ヵ月ずつです。
1ヵ月単位でも変わります。1週間単位でも変わります。1日単位でも、1時間、1分、1秒。
刻々と変わっていくんです。同じことは、二度と起こらないのです。
確かに、風速〇m/sと表示されていても、ずっと同じ風速で風が吹いている訳ではないんです。
風を読まないといけないんです。
経験値、すなわちアナログです。
グリーンの速さを表すスティップメーターも、〇ftと基準があったとしてもそれは、あくまでも基準であって速いか遅いかは、その人の感覚しかないんです。
TPI(タイトリストパフォーマンス研究所)の認定者が行う、スクリーニング・テストでも、数値以上で差異がなければ合格なのです。細かな数値があるのは確かですが、アマチュアの方には必要がない数値なのです。できるかできないか。それだけが必要でそれを認定者が読み解くだけです。
メンタルにしても、十人十色。環境で変わる。数値化はあくまでもガイドラインにしか過ぎません。エゴグラムで分析してもそれを読み解けるだけで、その場面でしか起こりえない精神状況もあるんです。
ましてや、ゴルフクラブをフィッティングするなんて、毎日のカラダの状態でも変わるし、スイングが変われば合わなくなってしまうんです。ずーっと同じような状態であり続けるのは不可能なのが人です。臨機応変に対応していくことが必要ではないのでしょうか?最新モデルが良いということでもないし、自分の感覚とリンクできるクラブであればそれで良いと思います。
ちなみに、SIM MAXとSIMでは、僕の感覚(アナログ)でも変わりました。数値(デジタル)を見なくてもわかりました。
今を読む
何を読むのか。
そこでしょう。
今、何が起こっているのか
客観的に
読んだほうが回り道しなくて良いと思いませんか?
このホールは、どんなホールでどこに何があり、風はどこから、ピンの位置は、自分のカラダの調子は、今の気分は。
今
の自分を客観的に
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ことも大事だと思います。
その裏付けとして、数値や可視化ができるデジタル機器を使いこなせれば、より客観的になれると思います。
やっと、日本国にデジタル庁ができたんでしょ?マイナンバーってなんだったんですかね。でも大丈夫!
5Gなんですね。
実感してます…