この文章は、以前、吉川恭司師が投稿したブログを再編したものです。
ですが、ホントに今、僕も特に思うコトです。
あなたのコーチはどうですか?
それではご覧ください。
吉川師は近日中に
㐂寿
です。
コーチが必要
スポーツのパフォーマンスを上げるためにコーチの存在は重要な意味を持ちます。高い運動能力を持つアスリートもいいコーチを持たなければ100%のパフォーマンスを発揮できません。高いパフォーマンスを実現するためになぜコーチが必要なのか、例えばゴルフを例にとってみてみましょう。コーチを必要とするのは主に次の2 つの理由からです。
洞察力
プレーヤーは自分がどんなスイングをしているかを見ることができないため、問題点を見つけることができない。問題点が分かってもそれを矯正するための動作を自分のスイングに取り入れることができない。
判断力
正しいスイングとは論理的な裏付けのあるスイングで、客観的な評価から判断しなければならない。プレーヤーは自分のスイングに対して客観的な判断はできない。
つまり、より良いスイングを手に入れるためには、自分の動きを論理的に且つ客観的に観察し、分析して問題点を洗い出し、正しい動きに矯正する手助けをしてくれるコーチが必要なのです。
例えば
ある番組で全美貞がインタービューで「なぜ韓国のプレーヤーは強いのか」という質問に答えていました。「日本のプレーヤーはいい球を打つことを練習していますが、韓国のプレーヤーはいいスイングをする練習をしています。」というのが答えです。
この決定的な違いをよく考えてほしいのです。いい球を打つことは結果です。結果を追いかけても根本的な問題解決にはなりません。正しい原因(スイング)があってこそ正しい結果(打球)が生まれるのです。スイングの基本(正しい原因)を積み重ねることによって正しい結果(打球)が得られるわけで、基本が最も大切となります。
多くのプレーヤーは
ゴルフの上手い人に習おうとします。ここにも落とし穴があります。うまいプレーヤーは感覚的にいい球を打つ術を身に着けていますが、感覚が上手く言葉で伝えられる能力がないとコアな内容は相手に伝えられません。
ましてやその感覚に論理的な裏付けがないと相手は納得しません。またそのプレーヤーは他人のスイングを経験していませんから、自分のスイングの感覚しか伝えられませんし、それが相手に会っているかどうかは判断できません。名プレーヤーが名コーチになることは稀である、ということになります。
1991年世界陸上競技選手権大会東京大会で100m を人類初の9秒8 台(9 秒86、当時の世界記録) で走ったカール・ルイスのコーチはルイスほど早くは走れません。1985 年に棒高跳びで人類で初めて6mを超えたセルゲイ・ブブカのコーチは棒高跳びはできませんでした。(ブブカの記録6m14cm は世界記録。現在も6m7cm を超えるポールボールターは出ていない。)タイガー・ウッズに26勝(うちメジャー6 勝)させた名コーチ、ハンク・ヘイニーはタイガーには絶対勝てません。
これらのコーチに共通していることは、相手に明確な目標を設定させ、論理的に正しい動きをさせ、繰り返し精度の高い動きを継続させるように導いたことです。まさに我々の仕事の真髄はそれなのです。そして皆さんの「こうなりたい」という夢をかなえることがコーチの究極の目的なのです。
まとめ
上記のとおり、コーチングの重要性についてお伝えしましたが、僕はレベルによって変えています。
- 全くの初心者には、ゴルフというものを伝えています。
- 中級者には、ゴルフという思い込みを無くすことを伝えています。
- 上級者でやっと、吉川師が伝えていることを実践しています。
確かに、ティーチングプロ(教えるプロ)という称号になっていますが、僕が実感しているのは、コーチングができないティーチングプロがほとんどを占めています。
皆さんも、レッスンを受けて上達したいと思われるのであれば、考慮された方が良いと思いますよ。
このような話を同期の坂本博之プロと雑談している動画があります。
また、ティーチングアワード最優秀賞を受賞するには、このくらいの説得力が必要です。
両方の動画を見てください。
雑談の動画は、お見苦しい点もございますがご了承ください。