ゴルフレッスンでの感覚統合というカテゴリは必要ですよ!

ビジョントレーニング

さてさて先日のブログでは、原始反射についてちょっと難しかったかもしれませんが説明しました。

ゴルフレッスンでも原始反射の消失は必要ですよ!

僕には、【TPI(Titlist Performance Institute)】タイトリストパフォーマンス研究所が定義した身体的コンディショニングと原始反射とが繋がり、より理解しやすくなりました。

そして、まさか意外と知らないってことだったんです。
医療従事者の生徒の方にもお聞きしましたが、

まさか、自分が残っているとは

と、驚かれている方もいらっしゃいましたし、

そこまで重要だとは思わなかった!

と、発達支援等のお仕事をされている方も驚いていらっしゃいました。

そして、皆さんゴルフの調子も良い感じとのことですし、今回のお題

「感覚統合」

で、今度は感覚まで鋭くなっていらっしゃる方も増えています。

(一社)日本ビジョントレーニング普及協会では、ビジョントレーニングだけではなく、子どもたちや大人までの「生きづらさ」や「つまずき」をも支援しています。

さて、ご覧ください。

PGAティーチングプロA級のゴルフレッスン。初心者から100切り・上級者やプロゴルファーまで、レーダー弾道測定器Flight  Scope(フライトスコープ X3)TPI G2(タイトリストパフォーマンス研究所 GOLF レベル2認定)、モーションキャプチャーMATOUS®︎ 、そして新たにビジョントレーニングを使いサクッとおいしいゴルフのつくり方を伝えます。

感覚統合ってなに?

それでは、僕の相棒Chat GPT-4に聞いてみましょう。

感覚統合とは、人間の脳が様々な感覚情報を受け取り、それらを統合し、解釈して適切な反応や行動を行うことです。感覚情報には、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、前庭感覚(平衡感覚)、固有受容感覚などが含まれます。

感覚統合は、日常生活の中で無意識に行われており、正常な身体の機能や運動能力、認知能力、社会性などに重要な役割を果たしています。

環境から受け取る情報を統合し、適応的な行動を可能にするために重要です。例えば、ボールを投げる動作を考えてみましょう。この一連の動作は、視覚的な情報(ボールの位置や速度)、触覚的な情報(ボールの重さや質感)、体性感覚(自身の体の位置や動き)などを統合して行われます。

感覚統合がうまく機能しないと、感覚過敏や感覚鈍化など、様々な問題が生じる可能性があります。

では、体を動かす上で大事な視覚、聴覚、触覚、前庭感覚(平衡感覚)、固有受容感覚の5感覚について少し掘り下げてみましょう。

  1. 視覚:目を通じて光や色、形、距離などの情報を受け取る感覚。
  2. 聴覚:耳を通じて音や振動、音量、音高などの情報を受け取る感覚。
  3. 触覚:皮膚を通じて温度、圧力、痛み、振動などの情報を受け取る感覚。

上記の感覚は、皆さんご存知だと思います。

さて、前庭感覚(平衡感覚)・固有受容感覚はご存知でしょうか?

まずは、平衡感覚(前庭感覚)

平衡感覚は、私たちが自分の体の姿勢や動きを認識し、身体のバランスを維持するために重要な役割を果たしています。

平衡感覚は、内耳にある前庭器官という構造によって感知されます。前庭器官には、三半規管と呼ばれる半円形の管と、乙状突起という小さな袋状の構造があります。三半規管は、頭の動きや加速度を感知する役割を果たし、乙状突起は、重力による刺激を感知して私たちの身体の傾きや向きを認識する役割を果たしています。

平衡感覚は、他の感覚情報(視覚や触覚など)と統合されることで、私たちが立って歩いたり、動いているものを追いかけたり、自分の位置を認識することができます。また、平衡感覚が正常に機能していないと、めまいや立ちくらみ、運動調整の問題が生じることがあります。

固有受容感覚とは

固有受容感覚は、私たちの体の位置や動きを感知する能力で、運動や姿勢の制御に重要な役割を果たしています。固有受容感覚は、筋肉や関節、腱にある受容器(筋紡錘体やゴルジ腱器など)によって感知されます。

これらの受容器は、筋肉の長さや緊張、関節の角度などの情報を脳に送り、脳はその情報を使って私たちの体の状態を把握し、適切な運動や姿勢を維持するために必要な筋肉の活動を調整します。例えば、目を閉じて手を伸ばすとき、私たちの脳は固有受容感覚によって手の位置や動きを感知し、手を目的の位置に正確に動かすことができます。

固有受容感覚は、他の感覚(視覚、平衡感覚など)と統合され、全身の運動を調整することに役立ちます。また、固有受容感覚が低下したり障害を受けたりすると、運動やバランスの問題が生じることがあります。

これらの感覚は、私たちが周囲の環境を理解し、適切な行動をとるために、脳によって統合されることが望ましいです。感覚統合は、異なる感覚情報を脳がまとめて解釈し、相互に関連付けるプロセスです。これにより、私たちが自分の体や環境を正確に認識し、適応的な行動を行うことができます。

例えば、視覚、触覚、固有受容感覚、平衡感覚が適切に統合されることで、立って歩いたり、物をつかんだり、運動を行ったりする際に、体の動きや周囲の状況を把握し、正確な動作が可能になります。

感覚統合を学ぶには、どのような学問があるかというと、

脳科学・大脳生理学・心理学

以前のブログ

ゴルフのバックスイングは、カラダで覚えるのでありませんよ!アタマが覚えるんです!

いかにもっていう感じですよね。

感覚統合が整っていないと

(一社)日本ビジョントレーニング普及協会HPより引用

視覚・聴覚・触覚・平衡感覚・固有受容感覚が土台となり、ビジョントレーニングを行うことによって基礎となる感覚機能が養われ目や手な体の動き等が発達・成長していくということです。

(一社)日本ビジョントレーニング普及協会HPより引用

なので、先に述べていた

ゴルフレッスンでのビジョントレーニングというカテゴリは必要ですよ!

ゴルフレッスンでも原始反射の消失は必要ですよ!

は、この感覚統合を行う上で、必要最低限のカテゴリーになっていくということなんです。

そして感覚統合は生涯にわたって発達し、変化するプロセスであり、特に幼児期や児童期にその基礎が形成されるとされています。

幼児期や児童期は、脳の発達が急速に進む時期であり、さまざまな感覚刺激を経験することで、感覚統合能力が養われます。この時期に適切な感覚刺激や環境が提供されることで、感覚統合能力の基礎が形成され、日常生活や学習、運動などの活動に適応する能力が向上します。

しかし、感覚統合は成長や環境の変化に応じて、青年期や成人期、高齢期にも引き続き発達し、変化することがあります。したがって、感覚統合能力を維持・向上させるためには、生涯を通じて適切な刺激や環境を提供し続けることが重要です。

今からでも遅くはないということです。

適切なコーチングを受けるのであれば

ゴルフにおける感覚統合は必要でしょうか?

ゴルフにおいても、感覚統合は非常に重要な役割を果たします。ゴルフは、複数の感覚情報を同時に処理し、適切な身体の動きや判断を行う必要があるスポーツです。感覚統合は、以下のような点でゴルフパフォーマンスに影響を与えることがあります。詳細に説明すると、ゴルフは、さまざまな感覚情報を処理して、適切な身体の動きや判断を行うため、感覚統合が重要です。

  1. 平衡感覚: ゴルフスイング中、プレーヤーは正確な動きとクラブの加速を維持しながら、身体のバランスを保つ必要があります。平衡感覚は、内耳にある前庭系が担当しており、適切な姿勢や身体の安定性を維持するのに役立ちます。
  2. 固有受容感覚: ゴルフでは、クラブの位置や自分の身体の動きを正確に感知することが重要です。関節や筋肉にある受容器がこの情報を提供し、適切なスイングやアプローチショットを行う上で役立ちます。
  3. 視覚: ボールの位置やコースの状況を正確に把握するためには、視覚の統合が重要です。また、ターゲットへの方向感覚や距離感覚も、視覚情報に基づいています。適切な視覚情報の処理は、正確なショットの実行に必要です。
  4. 聴覚: ゴルフでは、ボールの打ち方やクラブの抜けを判断するために、聴覚が役立ちます。適切なインパクト音やショットの音によって、プレーヤーは自分のショットが成功したかどうかを判断できます。
  5. 触覚: ゴルフでは、クラブグリップ、地面との接触感、インパクト時の打点位置などを感じるために触覚が重要です。触覚は、適切なクラブの握りや力加減、インパクトの質を判断するのに役立ちます。

この文章って難しく思いますが、僕自身でもこの感覚がひとつでもおかしいと思っているラウンドでは、何かが違うんです。

例えば、

ドライバーが調子悪い時=リズムやテンポが悪く、タイミング良くスイングができない。
フェアウェイウッドが調子悪い時=弾道(フェード・フック)のイメージが出ないし、クラブが重く感じる。
アイアンが調子悪い時=アドレスがしっくりこないしフックボールが打てない。
アプローチが調子悪い時=距離感が掴めないしダブったりトップしたりが多い。
パターが調子悪い時=まずは距離感がバラバラ。芯に当たらない。ラインを間違える。

などなど。

当たり前と言えば当たり前なのですが、この感覚統合を覚えたことにより毎日の自分を受け入れることもできるようになりました。

なので、ある意味楽しくゴルフしています!

まとめます

ゴルフにおける感覚統合は、プレーヤーが身体の動きや判断を適切に行うために非常に重要です。感覚統合とは、脳がさまざまな感覚情報を処理し、調整するプロセスを指します。具体的には、以下の5つの感覚がゴルフパフォーマンスに重要な役割を果たします:

  1. 平衡感覚:スイング中に身体のバランスを保つために重要。
  2. 固有受容感覚:クラブの位置や自分の身体の動きを正確に感知することが重要。
  3. 視覚:ボールの位置やコースの状況を正確に把握するために重要。
  4. 聴覚:ボールの打ち方やクラブの抜けを判断するために重要。
  5. 触覚:クラブグリップ、地面との接触感、インパクトなどを感じるために重要。

これらの感覚情報が適切に統合されることで、ゴルフパフォーマンスが向上し、技術の習得が容易になります。つまり、ゴルフにおける感覚統合は、高いパフォーマンスを達成するために欠かすことのできない要素です。

吉川師が伝えたかったことが、繋がりました。

さすがです!