再編集しました。
ホントに上手くなりたいと思っていらっしゃるのであれば、コレだけは覚えておいてほしいです。
色んなレッスンがあっても、コレだけは変わらないんです…
それではご覧ください。
スイングってなに?
ゴルフスイングとは、身体の動かし方次第で様々なカタチができます。
結局のところ、ボールをコントロール(飛距離・方向)できるように再現性の高い身体の動きをすれば良いだけ。
飛距離重視なのか・方向性重視なのかでも変わってくる。
結局のところ、ゴルフスイングは、無限にあるってこと。10人居れば10通りのスイングがあるってことです。
連続写真
最近では、ほとんど動画でスイング解説をしていますが、一昔前までは、連続写真でスイング解説していました。
皆さんは、ゴルフスイングの各名称ってご存知ですか?
知ってるつもり?
ではないでしょうか。
ゴルフスイング中での重要な各コマの名称です。
ゴルフを伝えるためには、その各名称を知っておく必要があるんです。
写真であれば8枚要るんです。
8つのゴルフスイングの名称を完璧に答えることができるでしょうか?
- アドレス(ポスチャー)
- テイクバック(テイクアウェイ)
- バックスイング(ハーフウェイバック)
- トップ・オブ・スイング
- ダウンスイング(ハーフウェイダウン)
- インパクト
- フォロースルー
- フィニッシュ
8枚のスイング名称
アドレス(ポスチャー)
構えです。この中に、そのゴルファーのレベルのほとんどが表されています。ゴルフを教える・伝える人は、まずこの状態で間違いを見つけ出すコトができるかできないか!
できない人は、ゴルフを教えても・伝えてもダメです。
ただのゴルフをする人です。
もしそのような人に出会したら、逃げてください!
テイクバック(テイクアウェイ)
バックスイングへの初期動作で、グリップの位置が、右足前から腰の辺りの時のコトです。
この位置は、実は、スイング中でその人の弾道を決める動きなんです。
色んなスイング理論があっても、この位置で共通のキーワードがあります。
フェースの傾きは、スイング軸(スパインアングル)要するに、前傾した背骨の角度に平行であること。
この位置でギクシャクしているから、スイングに悩んでしまうんです。
スイング論で言うと、クラブと両腕・そして上体とが一体となって動き出すってこと。
フィジカル的に言うと、胸椎回旋をしているってこと。
間違っても、肩を回す(左肩を回す)なんて言ってはダメです。
バックスイング(ハーフウェイバック)
左腕が9時の位置。すなわち、胸椎回旋が最大になったところ。右肘が少しだけ曲がり(屈曲)、手首のコックを使い出します。
そうなんですよ。
バックスイングってこの位置のコトを言うんです。
この位置を基準に、前後の動きの中で弾道が変わるんです。
一例としては、
9時の位置での手首のコックが多い人は、スピン軸は右に傾きやすくスライサー、コックが少ない人は、スピン軸は左に傾きやすいフッカーの傾向があります。
僕は、コックが少ない傾向があるのでスピン軸が左に傾くフッカーです。
トップオブスイング
バックスイングて作られた上体の捻れ(コイリング)とダウンスイングのきっかけとなる下半身の始動との一瞬の時間差の位置です。
この位置は、アドレス→テイクバック→バックスイングが正しく行われたコトの結果にしかすぎません。
クラブがクロスするとかレイド・オフできないとか。
皆さんご存知だと思いますが、最近では、左手首の掌屈(バウドリスト)に注目が上がってます。でも、コレって結局は、フェースの向きがどの方向になっているかなんです。
ダウンスイングの時に働く、クラブヘッドの慣性モーメントに影響が出てくるんです。
知ってた人は、素晴らしいと思います!
ダウンスイング(ハーフウェイダウン)
最近、このダウンスイングでシャローから下ろすって言葉が多いと思います。
シャフトを寝かせるとか立てるとか。
結局、実際どうなんでしょうか?
プレーンにクラブヘッドの重心が早く乗れば乗るほど、慣性モーメントの働きがスムーズになって素直に降りて来るんです。
ダウンスイングでのクラブヘッドの挙動が、弾道に与える影響の要です。
一番効率が良いダウンスイングは、今や、グラフ化して可視化する必要があるんです。イメージだけでは無理なんです。
右脇を締めながら下すとか、右肩が突っ込まないように下すとか。腰を切れとか。
今では、ダウンスイングの始まりは、左足首からと解析結果で分かっています。
そのあと骨盤回旋が始まり、その時に右股関節が一瞬外旋される。
こんなコト、TPI認定者は、全員知ってます。
別に新しいコトではないんです。地面反力なんて昔からあるんです。それを数値化できるようになっただけのことです。フォースプレートの進化で。
インパクト
インパクトは、スイング中に起こる現象のひとつ。ただそれだけ。インパクトって言うのは、1万分の5秒の間に起こること。完璧なんて無理に決まってます。
手首を返すとかフェースローテーションだとかスイング軌道がどうやらこうやら。ダウンブローなのかアッパーなのか。ボールを見ろ。アタマを残せ。
機械じゃないんですから、完璧なんて無理でしょうに…
自分のスイングの傾向がそうであるだけです。
基本的なゴルフスイングの動きで打てば、それなりの弾道になるんです。
インパクトは、あくまでもスイングをしてクラブヘッドが通過するところにボールがある一瞬のことです。
コントロールできる訳がないんです。
フォロースルー
インパクトの後、上半身が下半身を追い越していく過程です。
ほとんど、この時にインパクトでどんな弾道になっているのか分かっています。
ちなみに、僕の写真見てもらうとわかると思いますが、顔が飛んでいった方向を向いて行こうとしてませんか?
既に、この時には、ボールはドライバーであれば、時速100km以上のスピードで飛んで行ってます。見れる訳がないんです。
フェースローテーションは、スイング中での慣性モーメントの結果です。この時にクラブをコントロールしようとしても、もう時既に遅し。なのに、クラブフェースを打ち出し方向に向けようとされる方もいらっしゃいます。
また、体重が左足に移っている感じがありますが、コレは、骨盤回旋がしっかりとできている証拠。
完璧なお手本スイングです。
フィニッシュ
バランス良くフィニッシュが完成されているスイングは、基本に忠実な証拠。
ここでも、弾道の違いで変わるんです。右肩が下がり気味の人は弾道は左に飛び出しやすく。逆に上がり気味の人は右に飛び出しやすい。
まだまだあります。
左手首が背屈している人は、フック回転。掌屈している人はスライス回転。
僕達は、この組合せでボールコントロールしてるんです。
そうなんです。
素振りでのフィニッシュの作り方で弾道をイメージしてるんです。
飛距離も方向性も満足できるスイング
ゴルファーにとって永遠の課題ですし、憧れでしょう。
プロゴルファーであっても同じコト。だから練習しています。
でも、スイングの名称が判らない人がスイングに悩んでも、迷路にハマってしまうだけなんです。
この8つの名称は、僕らティーチングプロであれば、共通言語。
確かに動画は便利です。
その動画をより有効活用するのであれば、この8つの名称毎に見続けることも大事だと思います。
なお、写真時に使用しております
スウィングラーニング#19
は、私にご用命いただくか同期であり、考案者でもある2020年 PGAティーチングアワード最優秀賞 受賞者 坂本博之プロにお問い合わせください。