ゴルフスイングという動き5 スマッシュファクター

Kyoji’s ブログ

大阪市圏内の東大阪市のPGAティーチングプロA級のゴルフレッスン。初心者から100切り・上級者やプロゴルファーまで、レーダー弾道測定器Flight  Scope X3(フライトスコープ X3)TPI G2(タイトリストパフォーマンス研究所 GOLF レベル2認定)で、少人数でサクッとおいしいゴルフのつくり方を伝えます。

スイートスポット(芯)

スイートスポット(芯)でインパクトしている!

って自信がありますか?

意外と多いんですよ

ドライバーでフックするけどアイアンはプッシュする…

っていうお悩みの方。

そのほとんどが、ここに当たってますから

市販のショットマーカーなどで確認できます。

ゴルフクラブが悪いのでありません。

ちなみに僕は、スプレータイプにしています。

コンセプト

確信のゴルフのスイングコンセプトは、

1プレーンスイング
2プレーンスイング

という、世界中でスイングのベースとなっているスイングカテゴリーです。

これらのスイングカテゴリーは実際のスイング分析の結果から分類され整理されたもので、理論ではなく事実から導き出された分析の結果です。

この2種類のスイングカテゴリーをベースに皆さんのスイングを分析することで、問題点を洗い出し修正方法を見つけスイングを矯正する、というプロセスが提案できます。

確信のゴルフのティーチングでは常に、正しい結果を生じさせる正しい原因をコーチします。

クラブがボールを飛ばすプロセスは力学の法則に厳密に従っています。

確信のゴルフでは、いかに効率よくクラブがボールにエネルギーを伝えられるかをスイングという動きでコーチします。

確信のゴルフのティーチングで一段上の次元のゴルフを手にれてください。

吉川です。

打球の初速度を上げる要素の3つ目は「スマッシュファクター」です。日本ではミート率という呼び方で通っています。ミート率を上げるというと、いかにクラブのスイートエリア中心の近くでボールを打つかというイメージですが、スマッシュファクターは、インパクト直前のクラブヘッドスピードの何倍の初速度でボールが飛び出すか、を表しています。必ずしもボールは芯を食っていなくてもスマッシュファクターが大きくなることがあります。

インパクト前後でのクラブヘッドスピードとボールの初速度との関係は、力学的に衝突時の運動量保存の法則として解かれていて、最終的に添付図のように説明されます。ここでMはクラブヘッドの質量、mはボールの質量、Vはヘッドスピード、vはボールのスピード、eは反発係数、添字1はインパクト前、2はインパクト後です。Mmはほぼ決まった値ですからv2を大きく(ボール初速度を早く)するためにはe(反発係数)を大きくすればいいことになります。eが大きければ大きいほどボールの初速度は大きく(対ヘッドスピード比)なるので、クラブヘッドとボールに反発係数の規制(ヘッドにはSLEルール)が設けられています。

反発係数はボールの変形と大きく係っていて、ボールの変形が小さければ小さいほど反発係数は大きくなります。球技で使っている球で最も反発係数が大きいものは、ビリヤードで使用される象牙のボールで殆ど変形しません。また、ヘッドスピードが大きいとボールは大きく変形しヘッドスピードが小さいとボールはあまり変形しません。つまり、ショートゲームではヘッドスピードに対してボール初速度が大きくなり、ボールは打った感じより飛んでしまうのです。クラブメーカーはショートアイアンのロフトをより大きくすることで、この違和感を補正しています。

ここで前回の力積の説明を思い出してください。飛距離を上げるためにはボールをつぶしてクラブフェースと接触している時間を長くする必要がありました。しかし、硬い変形しないボール(球離れが早いボール)の方がよく飛ぶわけですから、飛距離を大きくするということは、この矛盾した2つの要素の最適な回答を見つけることに挑戦するわけなのです。飛距離アップがそれほど簡単ではないことが分かっていただけたでしょうか。

飛距離をアップするための要素はもちろんスイングが大きな部分を占めます。しかし、スイングとともに重要な要素がいくつかあります。それらを列挙すると、シャフト特性、クラブヘッド性能、ボール性能ということになります。基本のしっかりしたスイングを身につけスイング特性に合ったクラブを手にする、ということが、飛距離アップという問題の回答の一つであることは間違いありません。

では次回からスイングの基本に戻りましょう。

フェースのどこ?

Flight Scope X3(フライトスコープ X3)では、スイートスポット(芯)でインパクトしている前提でデータを解析しています。

僕の場合、屋外での使用がほとんどなので、ホンモノの弾道とデータ上での弾道と違うことがあります。

その時は必ず、スイートスポットで当たっていたかを動画で確認します。

確認用動画は、ご本人に確認して頂くためだけです。

別の弾道測定器には、インパクトでフェースのどの位置で当たったかも表示してくれるモノもありますが、

ショットマーカーで十分なので。

また、同じくTPI(タイトリストパフォーマンス研究所)G2認定者になる為には、インパクトでボールを常に芯で打つことを目指すことを前提としています。

例えば、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

ドライバーでは、ボールの打ち出し方向はフェースの向きが85%関与し、15%がスイング軌道でなんです。

アイアンでは、75%がフェースの向き、25%がスイング軌道です。

でも、先にお伝えした通り、スイートスポット(芯)で打った前提の話です。

そして、ドライバーやFW・ユーティリティー等のフェースには、ロールとバルジが存在しています。

ドライバーでは、飛距離と方向性においてスピン軸はもちろんバックスピンまで特に影響してきます。

なぜ飛ばないのか?
なぜ曲がるのか?

そうです!
あなたは、フェースのどこで打っていますか?