冬の時期だからこそ
以前、
TPI(タイトリストパフォーマンス研究所)が発表している、BIG12と言われるエラーの紹介をしました。
さて、ではそのエラーがまさかカラダが正しく動かないからできないとは、夢にも思っていないでしょう。
では、皆さんできますか?
前回は、骨盤傾斜・骨盤回旋でした。
さて、それでは、第2回目スタートです!
フィジカル・スクリーニング
ゴルフスイングでは、可動性と安定性が要求されます。
また、3D動作解析(モーションキャプチャー)の進化と共に、キネマティック・シークエンス(身体の動く順番)が、よりスピードからエネルギーを体中に伝達され、そのエネルギーをクラブヘッドに最も効率よく伝えていくことができるということ可能にしました。
もはや、ゴルフスイングをすることは、体の動かし方で決まってしまうということです。
どこを安定させ、どこを稼働させるか。
そのことを理解していないと、
どんなに最新のクラブを使ったとしても、どれだけフィッティングをしたオーダーのゴルフクラブでも、ゴルフスイングができる身体ではないとまったく無用の高価な
棒
でしかないのです。
なので
今回は、上半身の動かし方についてお伝えしたいと思います。
上半身回旋テスト・座位上半身回転テスト
上半身の回旋・回転の動きは、飛距離にも方向にもとても重要です。
また、腰痛などの怪我を防止する為にも必要なコトです。(毎回同じことですが、ケガをしてからでは遅いです)
上半身回旋テスト
上半身と下半身が別々に動くかを調べます。ダウンスイングでキネマチック・シークエンスどおりの順序で動けるか、そしてバックスイングで捻ることができるかということです。胸椎の可動性と下半身の安定性を必要とします。
座位上半身回転テスト
胸と胸椎回旋動作の可動性を調べます。上半身回旋ができたとしても、この座位上半身回転がパスできないと本当の意味での
捻れ
ができていないことになり、過剰な腰椎の回旋を強いられ、腰痛の原因になったり肩関節にも悪影響を及ぼします。
ちなみに、写真の僕自身も撮影とはいえOUTです。(どちら側でしょうか!?)
なぜできないの?
上半身回旋の可動性と安定性
胸椎の可動性と胸郭・骨盤の分離が必要ですが、コレもアタマが連動していない時があるんです。また、下半身(骨盤)を安定させ胸郭を自由にう動かせるのか。この時に、下半身(骨盤)や頭が動かないことが条件となります。
アマチュアでは
良い上半身の可動性がある人は、61%
良い骨盤の安定性がある人は、46%
しかし
プロゴルファー(USPGA)は
良い上半身の可動性がある人は、75%
良い骨盤の安定性がある人は、79.4%
結構、アマチュアとプロの差があると思いませんか?
骨盤の安定性って重要なんです。
座位上半身回転の可動性
座った状態で上半身を回転させる時に、足や膝を動かすことがなく、胸椎を回旋し肩にあるシャフトが45°以上回旋できているか、水平に回旋できているかを調べているんですが、今回の僕は、胸椎が左回旋で傾いているのが見えますよね。原因は、背中側の筋肉が固くなっているからなんです…
アマチュアでは
右方向に41°以上できる人は、89.7%
左方向に41°以上できる人は、89%
プロゴルファー(USPGA)は
右方向に41°以上できる人は、100%
左方向に41°以上できる人は、100%
僕も、エクササイズを施すとできましたが…
制限を治す
上半身回旋・座位上半身回転は、ゴルフスイングとって重要な役割であるバックスイング(捻れ)に影響を及ぼします。制限を無くすには、アマチュアには、エクササイズをお勧めしています。筋肉トレーニングをする前に、動かすことができるということをアタマに覚えてさせることが必要です。
皆さん、大阪ではまだ数少ない、TPI(タイトリストパフォーマンス研究所)認定でPGAティーチングプロの僕が、スクリーニング・テストであなたのカラダのエラーを見つけ出し、ゴルフスイングを改善し、結果をFlight Scope X3(フライトスコープ)で確認されてはいかがでしょうか?