練習場で感じたことありませんか?
構えにくい…
あるあるですね。
マットは、あそこに向いてるのに、実際にアドレスすると違和感が…
そんな一例を挙げたいと思います。
へーって思いますよ!
何故かトップするんです。
先日、あるレッスンでご質問がありました。

森本プロ。
此処では良い感じでスイングできたりするんですが、どうも自宅近くの練習場行くと、トップしたり、スライスが酷くてなったりするんです。
やっぱり、飛んでいくボールを見ちゃうんで、ヘッドアップしてるんですかね〜
というご質問でした。
当然、どこの練習場かと質問したんですが、〇〇ゴルフセンター。
あーそこの練習場って、僕は、知っています。何故そんな状態になるかを。
何回か僕も練習に行ったことがあるんで知っています。
ちなみに、その方は建築関係のお仕事(設備関係)をされています。
そこで、お応えさせていただきました。
Aさんは、必ずご存知のハズ。お仕事柄。わからない!?
カンタンですよ。
打ち出し方向に水勾配ついてますから!
要するに、左下りです。
〇〇ゴルフセンターは!
それと、そこって東向きのハズ。基本的には、北西方向からのスライス風なので余計に曲がると思いますよ。
打ち出し方向より、右側の打席は、結構スライスするハズですし、左側ならあんまりしないと思いますよ。今度、試してみてください!
ソコでの練習方法も伝えました。
後日、その方法で練習されたら楽しく課題練習できたとのこと。
一件落着!
ところで、ヘッドアップってなに?
建築知っていたら当たり前のことです。
屋外の練習場の打席は、必ず、水勾配をつけています。
何故かって!?
雨が降り込んできた時に勾配がついていないと溜まるコトになりますから。
ほとんどの屋外練習場は、打ち出し方向に向かって水勾配を作ってます。

建築基準法では、最低水勾配は1/100と決められています。つまり、100センチで1センチは下っている必要があるんです。0.57度の角度がついています。
ちなみに、〇〇ゴルフセンターは、1/75はついてます。というと、0.76度の角度です。
そりゃトップかスライスするハズです。
要は、左足下りのライで練習しているってことになるんですから、当然の結果になります。

たかが1/100と言いますが、練習場のマットって最低でも1.2m角です。
1センチの傾きって相当な勾配ですよ。グリーンなら確実に曲がっていきますから。
三半規管(固有受容感覚)が働けば対応できます。
打席の選び方によってもスイング矯正ができるんですよ。
フックを練習したいのであれば右側打席、スライスなら左側打席。
それ逆ちゃうん?
PGAティーチングプロA級の講習内容にありますから!
制限と解放

ついでに、昔、僕は、ゴルフ練習場の改修工事の設計監修したことあるので、打席の配置とか、グリーンとかの配置とか、ボール収集用の勾配とか、緻密に設計しました。
今でも、その練習場は人気だそうです。
何故なら、どの打席からも、本番さながらの練習ができるようにしたからです。

ちなみに、光ゴルフ練習場は、左足上がりなんです。実は!
