冬の時期だからこそ
以前、
TPI(タイトリストパフォーマンス研究所)が発表している、BIG12と言われるエラーの紹介をしました。
さて、ではそのエラーがまさかカラダが正しく動かないからできないとは、夢にも思っていないでしょう。
では、皆さんできますか?
前回は、オーバーヘッド・ディープ・スクワットでした。
さて、それでは、第4回目スタートです!
フィジカル・スクリーニング
ゴルフスイングでは、可動性と安定性が要求されます。
また、3D動作解析(モーションキャプチャー)の進化と共に、キネマティック・シークエンス(身体の動く順番)が、よりスピードからエネルギーを体中に伝達され、そのエネルギーをクラブヘッドに最も効率よく伝えていくことができるということ可能にしました。
もはや、ゴルフスイングをすることは、体の動かし方で決まってしまうということです。
どこを安定させ、どこを稼働させるか。
そのことを理解していないと、
どんなに最新のクラブを使ったとしても、どれだけフィッティングをしたオーダーのゴルフクラブでも、ゴルフスイングができる身体ではないとまったく無用の高価な
棒
でしかないのです。
なので
今回は、足(股関節・筋肉)についてお伝えしたいと思います。
つま先さわりテスト・下半身1/4回旋テスト・脚伸展ブリッジテスト
足(脚)のパフォーマンスが、ゴルフスイングに与える影響を考えると重要な位置づけになります。
柔軟性はもちろんのことですが、筋肉が弱っている可能性があるということです。
つま先さわりテスト
ゴルフスイングで重要な前傾が正しくできるのかを評価します。前傾が正しくできないとアドレスでバランスが崩れ、スムーズかつダイナミックなスイングができません。左右の股関節差異も評価します。
下半身1/4回旋テスト
これぞ股関節の制限を評価するには、最も大事なテストです。股関節はもちろんのこと脛骨、足(脚)全体の可動域を評価するんです。
流行りのスイングは、実はこのテストにパスする必要があるんです。
脚伸展ブリッジテスト
このテストは、お尻の筋肉の強さを評価するんです。
ゴルフってお尻の筋肉使うの?
って初めて知った人も少なくないのでは?美尻にもなれるんです!
なぜできないの?
つま先さわりでの柔軟性
ハムストリングスの柔軟性がない。そのまんま…
アマチュアでは
つま先が触れる人は、57%
つま先が触れない人、43%(男性はもっとだと思いますが…)
しかし
プロゴルファー(USPGA)は
つま先が触れる人は、82.4%
つま先が触れない人、17.6%
僕も普通に触れます。
以前は触れませんでした…
下半身1/4回旋での可動性
股関節や脛骨が確実に可動している必要があります。腰より下の筋肉や関節のバックスイング時での右足の使い方、ダウンスイング時での左足の使い方が正しくできません。
アマチュアでは
内旋・外旋は、40°以下の方が多く、左右差も結構見受けられます。
プロゴルファー(USPGA)は
内旋・外旋は、60°以上で左右差もあまりありません。
ゴルフは、股関節が命です!
脚伸展ブリッジでの安定性
下半身の筋肉のバランスが崩れているということ。先ほどもお伝えしたとおり、お尻の筋肉の問題が大きいんです。
よく
下半身は、ドッシリと!
このことです。
アマチュアでは
右のお尻の筋肉が良い人は、3.3%
左のお尻の筋肉が良い人は、31%
左右差があり過ぎですね。
しかし
プロゴルファー(USPGA)は
右のお尻の筋肉が良い人は、49.3%
左のお尻の筋肉が良い人は、35.8%
でも、プロゴルファーでさえ、半分にも満たないんです。
お尻の筋肉を鍛えましょう。
ダイエットにもなるし、安定したスイングができます。
制限を治す
今回は、下半身の可動性・安定性などをお伝えさせていただきました。ゴルフスイングをするには欠かせない下半身の使い方。特に、今、飛距離に関しては、下半身の使い方が注目されています。また、日頃からの健康思考を考えると下半身のエクササイズは、大変重要だと思います。
皆さん、大阪ではまだ数少ない、TPI(タイトリストパフォーマンス研究所)認定でPGAティーチングプロの僕が、スクリーニング・テストであなたのカラダのエラーを見つけ出し、ゴルフスイングを改善し、結果をFlight Scope X3(フライトスコープ)で確認されてはいかがでしょうか?