パター入らないんです…
300y飛んでも、1フィートのパターが入らないと全て1ストロークにカウントされますね。
ゴルフは、ロングゲームもショートゲームも同じ1ストロークです。

ショートゲームの最たるパター。
パターのお悩みの多い事例は次のとおりです。
初心者の方の場合
- パターって難しいです…
- グリーンに乗っても、あっちやこっち…
- 行ったり来たり…
- 距離も方向もわからない…
- 上りなのか、下りなのか…
- 左に曲がるのか右に曲がるのか…
ですよね〜
わかります。
100切りの方の場合
3パットが多すぎて…
全てボギーオンして2パットなら90のハズ。
確かにOBはあるでしょう。6回OBしたら102なんですが、それってロングゲームのエラーか、コースマネージメントの問題でしょ…
キレて、メンタルがヤられてるかも…
ボギーオンして3パットって、もしかして全部1パットのつもりでしょうか?
または、パーオンして全部バーディー狙ってます?
中級者の方の場合
1ピンの距離がもっと入れば…
1ピンって最低でも6フィートはあると思います。
2m弱くらいですよね。
プロゴルファーでも、練習グリーンでこの距離を練習しまくってます。
って言うことは、難しいって言うことです。
ゴルフデータ革命でもPGAプロゴルファーであっても約50%しか入らないって言う結果が出てます。
上級者の方の場合
パターの調子が悪くて…
そうですよね〜
ハンディキャップが5以下の方は、パターの大事さがわかってるし、自分のパターの貢献度(スタッツ)をご存知なんです。
コレ全部、パター数が多いってコトのレベル別の悩みですね。
ちなみに、僕はほぼ26〜36の間です。平均は30パットくらいです。
パープレー以下の場合ってほとんど30パット以下ですね。
でも、実は、僕はイップス持ちなんです…
なので、気持ちわかるんです…
苦しかったですもん…
吉川師の一言が無ければ、今頃どうなってたのでしょうか!

距離感
やはりコレって経験がモノを言いますね。でも本来は、潜在能力としてあるハズなんですが…
ゴミ箱にゴミを投げ入れるコトってできるハズなので。
初心者向け
僕は、歩測してくださいと言います。
練習グリーンで
- 自分の10歩はこのくらいの振り幅。
- 5歩はこのくらいの振り幅。
- 2歩ならこのくらいの振り幅。
この時に、スタンスの幅を変えても良いと思います。
要するに、何かの基準を持って貰えればいいと思います。
100切りの方
「ゴルフデータ革命」

でも30フィートを超えるパッティングでの3パットの確率はプロでもアマでも然程変わらないんです。
ただ、寄せるか入れるかの見極めが大事なんです。
例えば、トーナメントでロングパットをねじ込んだ時に大喜びするプロゴルファーって良く見かけませんか?
でも、6フィートくらいのパットを外した時の悔しさを露わにする映像をありますよね。
寄せるパッティングと入れるパッティングの見極めが必要です。
中級者の方
80台を出せるようになってくると、パターの重要性が目立ってきますよね。
アプローチもそこそこ寄り、パーオンするコトも多くなるんですが、毎ホール、パーになるかボギーにしてしまうかで、ドキドキだと思います。たまにバーディーが出るようになってくると、80台前半になるのですが、1ピンを入れたくて弱めてしまったり、それをカバーしようと強めに打ってしまったり…
それがイップスの始まり…
本来は、この時にシッカリとパターの知識を覚えてもらいたいんです。
でなければ、パター数を減らして上級者の仲間入りは難しいって言うことになるんです。
上級者の方
僕がラウンドをしていて、この人、パターが上手いなぁ〜って判るひとつの基準があります。
その距離に対してのボールスピード。
まずは転がりが良いんです。
パターの芯でボールを打っている証拠なんです。
僕達は、グリーンの状態(速さや傾斜など)を知るには、同伴者のパターを参考にするんです。
練習グリーンのグリーンの状態と、スタートしてからのホールでのグリーンの状態と、少しずつ変わってきます。
なので、パターが上手い方を参考にすることにしています。
上級者の方も、同じコトをされています。
ホールが進んでいく上で、急激にグリーンの状態が変わるコトはまずないので、お互いに、参考にしていきながら、決めるバットは、シッカリと判断した上でストロークします。
それが入るか入らないかは、時の運って考えてます。
方向性
方向性って、実は、カラダの体調で決まってしまいます。
狙ったところに打てるか打てないかは、日によっても変わってしまいます。
しかし、この2つの事実を知っているコトが方向性を良くするって言うことです。
僕は、コレでイップスから抜け出しました。
真っ直ぐ引いてストロークすれば良い!
この思い込みがイップスを引き起こしていましたから…
まずは、1mの距離のパターでホールに入れるには、パターのフェースは何度の角度までが許容範囲なのかです。
下の画像をご覧ください。

なかなかな角度ですね。
では次に、かのデーブ・ペルツ氏の検証結果。
フェースを45°左に向けてストロークをストレートに行うとボールは、45°左に転がりますが、フェースを0°でストロークを45°アウトサイドインにしても17°しか左に行かないと言う現実。
と言うことは、ボールを狙ったところに打つには、インパクトの時のフェースの向きだけが重要であると言うことなんです。
真っ直ぐ引いてストロークすれば良い!
この思い込みが最大の間違いなのです。
以前、パター解析センサーCAPTOをご紹介しましたが、僕の場合は、体調が良ければ、アウトサイドインの軌道でインパクトのフェースの向きの誤差は1°以内であるコトがわかりました。
その方向性が再現できてから、傾斜を足の裏で感じて仮想カップを想定して、そこに打つだけにしています。

因みに、よくあるアマチュアの方の悪いルーティンの中に素振りがあるのですが、カップを見て素振りされる方がいらっしゃいます。
僕も経験があるのですが、結果的に、仮想のカップより内側に打ち出されてしまい、また、距離も合って来なくなります。
必ず、仮想カップに向けて素振りをしてください。
たまに、素振りをしない方もいらっしゃいますが、その方は、レアな方なので。
アドレスです。
さて、誰もが距離感と方向性を両立したいですよね。
僕も永遠のテーマです。
少しでもそのテーマに向かって安定して再現できる方法って言うのはどんなコトでしょうか…
コレは、僕の方法ですので参考にされるのであればどうぞ。
僕は、6フィートの距離のパターを入れることさえできれば良いと思っているので、ボールが狙ったところに転がせるにはどのようにしてフェースをスクエアにしたインパクトができるのかを考えています。
そこで考えたのが、カラダの関節で可動させる箇所を最小限にすること。
ココしか動かせない
というところを探しました。
僕は胴体のみが動く状態にすれば、安定し再現性があるストロークになると考えたのです。
- アドレスでビクともしない下半身の安定。
- 手首の関節の可動域(とうくつ・尺屈、背屈・掌屈)を制限する。そして前腕と上腕・肘の可動域(回外内、内外旋、屈曲・伸展)をも制限。
- 肩関節の可動域(外内転、外内旋、屈曲・伸展)の制限
上記の関節を完全にロック状態にすることです。
つまり、胸椎が支配する範囲のみが可動域として動く。
このアドレスに行き着いた時が2015年。
イップスを克服したのは、2011年。その後4年間でイップスにならない、最も安定したアドレスは無いかと色んな知恵を働かせました。

そしてそれが自信に変わりました。
なので、2018年に頚椎を痛めて中尺パターに変えた時でも、基本的には変わらなかった。
唯一変えたのが、右手がクローグリップで両手は離した
「レレレスタイル」
パターは、入るに越したコトない。
300y飛ばしても、3フィートが入らないと同じストローク数になる。

✅でも、ココでひとつ不思議なコトを発見しました。
初心者の方にオーソドックスなパターのアドレスを伝えて実践してもらったところ、アイアン等のフルスイングのカラダのパフォーマンスが良くなりました。
- アドレスでのスイング軸と前傾角度
- バックスイングでの上体のねじれ
- 下半身の安定度
ちなみに、同期の坂本博之プロは、パターのレッスンから始めることもあると!
1番安定したストロークをしなくてはいけないパター。
パター数を限りなく少なくしていくコトが、ゴルフにおいて必要だと思いますが…
いやいやホントにパターは難しい…