自然だから
いつも、皆さん実感されているかと思われます。
練習場ではいい感じなのに、コースに行くと当たらない…
そうなんですね。練習場の打ち方とゴルフコースでの打ち方は違うんです。
でも、実は傾斜があるコトとないコトとの違いだけなんですよね。練習場では傾斜はないんです。ゴルフ場は、傾斜だらけです…
メンタルがとかマネージメントがって言う以前に、傾斜からのショットの重要性を確認してもらった方が早いと思います。
ゴルフって自然の中で行うスポーツです。
山にあったり、海沿いにあったり、川沿いにあったりと。
皆さんの中には、日本最古のゴルフ場、神戸ゴルフ倶楽部に行かれた方もいらっしゃるとおもいますが(僕は横のハイキング道からでしか見たことないんですが…)
傾斜がハンパないですよ…
仮にティーショットが真っ直ぐに打てたとしても、次のショットって必ず傾斜がついていてもうパニックになると思います。
平坦なところってないから
先日、練習場によっても違うっていうブログ投稿しましたが、
練習場では、当然、何回も打ち直すので打てて当たり前です。でも、いざコースってなると1ショットしか打てませんよね。そこってどう対応したら良いのってコトです。
つま先上がり・下り、左足上がり・下りが基本でその複合を含めて8種類もあるんですよね。それも傾斜は毎回違う。急な傾斜で残りの距離があれば、どれだけ難しいかは、皆さん経験されているハズ。
朝の練習はよかったんですが、コースでは思った通りにはできなくて、全然、スコアが良くならないんです…
この言葉は、どれだけ聞いてきたか…
何故だと思います?
何を目指してるの?
普段の練習で傾斜からのショットを練習されている方はほとんど居ないハズです。
ただほとんど平坦な練習場のマットの上でひたすら打っている。
それはコレで、反復練習としては良いコトなんです。ゴルフスイングは再現性を必要としますから。
で、ココで違うコトを考えてみてください。
練習場でフルショットで何回思った弾道が出ていますか?
100を切りたい人のほとんどが10回中3回くらいだと思います。飛距離と方向いずれも満足できるショットは。
ということは、
平坦な場所から思った通りのショットが打てるのは、1ラウンド中最高で11回くらいです。必ず36回は、ドライバーでありFWでありアイアンでショットしているのですから。
でも、この計算ってめっちゃ甘々ですよね。
でもそこは気の持ちよう!ポジティブに考えましょう。
でも、やはりあとの15回以上は、練習場と同じように当たってないんです。曲がってしまっていたり、トップやダブりのミスをしてるんです。
それを取り返そうとするから、余計に曲がるんです。
スイングに迷ってくるんです。
ある時、傾斜のことの座学をしました。
この前にある道路の勾配って何度あるかご存知ですか⁉︎
計りました。アプリで。
側溝側に約3度、進行方向に約1.5度傾いていました。
パターでは気にしますが、ショットでは気にしません。
えっ
もしこの状況のショットだったら、左足下りでつま先上がりになりますね。
ということは、1.5度ロフトは立つんです。そしてライ角は3度アップライトになるんです。
例えば、7番アイアンで打つとしましょう。既にロフトは1.5度立っています。6番アイアンと7番アイアンのロフトピッチはおよそ3度ですから、その分いつもの7番アイアンよりも低い弾道になりますよね。
考えましょう…
ということで
傾斜台
僕のレッスンでは、傾斜台を多用します。
PGAティーチングプロA級取得者は、傾斜台を使った矯正法も講義内容に含まれています。
ちなみに、B級での「スロープのショット」っていうレッスンマニュアルもあるんですが、A級ではそれの応用版があるんです。
僕の持っている傾斜台は、随分と昔のモノですが十分に使えます。角度も急なのでメリハリが効きます。
光ゴルフ練習場に常時完備していますので、お気軽にお声がけくださればご使用になっていただけます。でも、最近スイングプレーンの機材などもご使用になっていただくことは全く問題ないんですが、元の位置に戻していただきたいと思います。消毒も…今だから…