来年へのキーワード その2

ACT

スイングは、劇的には変わりません

囚われてませんか?

前日の練習、当日の練習では上手く打てていたのに、いざコースに出ると全く練習のようなショットができない。

これもあるある話ですね。

ラウンド中スイングが判らなくなった・・・

そんな訳ありません。

もし崩れたと思うのであれば、いつもの練習は何の意味があって練習していたんでしょうか?

意味のない練習してたコトになりますよね。

要するに、思考がそうさせているのです。

頭の中で勝手に

カ・ン・ペ・キ!

な状態を描いているだけなんです。

スイングが、その日に変わることなんてあり得ないことです。(怪我をした・自分のクラブなどを除けば)

スイングが完璧だったとしましょう。

台風くらいの風の中で、思ったようなボールが飛ぶ訳無いですよね。また、ラフの芝が長くて思ったような距離が出ないこともありますよね。

絶対にできる保証なんて無いハズ。

朝イチのティーショットで、テンプラした。トップした。

ただそれだけのコトに過ぎない。

フックした。スライスした。

風かもしれませんよね。

練習場で右からの風で真っ直ぐに打っていたなら、無風ではスライスしていることになるんですよ。また、その打席が平坦でしたか?

ティーイングエリアで、平坦なところにティーアップされましたか?

頭が勝手に思い込んでいるんです。

カ・ン・ペ・キ!

だと。

考えることで、何かが良くなったり、悪くなったりすることはない。でもあなたが考えたことが思い込みに囚われているとしたら、問題が起きる。

ちょっと比喩してしまいましたが、そこが一番の問題だと思いますが・・・

不安でしょう・・・

そりゃ、自分の思ったようなゴルフにならないと・・・

ダブったり、チョロったり、スライスしたり、チーピンしたり

一度でも、自分が想い描いていないことが出てしまったら、自分の頭の中で、僕から伝えてもらったことや今までの経験からなんとか修正しようと試みますよね。

でも、どうやっても自分の想い描いたようにはならない。

不安が不安を呼び、そして恐怖になる。

怖くてスイングできなくなる。

これ、わかりますわ~

僕がパターのイップスになった時がまさにそうでしたから・・・

ゴルフってホールアウトしないと、成立しませんからね・・・

ホールアウトしないと、いつまでたっても次のホールには行けませんからね・・・

結果を求めようとしなければ楽しくラウンドできますが、スコアが気になるし、同伴者に迷惑になりますからね~

僕なら

今、その瞬間

止めて帰っても良いですし、どうしたらこんなことが起こるのかを洞察します。どこで自分が囚われているのかを。

僕が、初心者の方にお伝えしていることがあります。

僕が、もうコースに行っても良いと思いますよ。僕となら!

どうしてかというと、

経験値が無い人に、あれこれコースでスイングを伝えたとしてもできる訳がない。僕は、いつでもゴルフをすることができる。そしてゴルフが仕事だから、いくらでも初心者のデビューに立ち会っている。

それが、

いきなり友人やコンペ強引に誘われてコースデビューしたとしても、何が何だか判らないことだらけ。その人は、休みの日にしかゴルフできないのであって、限られた時間でしかコースに行くことができない。そんな状態で他の人に「迷惑を掛けてはいけない」と思ってしまうだけでパニックになる。

楽しい訳がない。折角の休日にわざわざ疲れに行っているだけ。次の日の仕事に支障が出てしまうかもしれない。

例え話でしたが・・・

人それぞれゴルフと云えども捉え方が違います。

自分が描くゴルフ像とはどんなことでしょうか?

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)をゴルフを用いてお伝えしていますが、臨床では、いろんな症状(不安・うつ病・強迫性障害・対人恐怖症・全般性不安障害・糖尿病の自己管理・職場のストレスなど)に効果があるということです。

僕もこのACTを勉強し、実践していく上でのブログでさえ、経験値が上がり、奥が深いなぁ~と思っています。

ちなみに、間違っていても構わないんですよ、僕の伝えたいことが間違っていても。言ってください。それは違うのでは?と。

それも経験値となって、新たに訪ねてくる受講者の方へのコーチングに生きてくるんですから。

囚われていないんです。

受け入れていますから

 

※参考文献 よくわかる ACT 明日からつかえるACT入門など。

なお、今回以降、ブログタイトル「来年へのキーワード」シリーズは、すべて「来年へのキーワード その1」に掲載されている文献から抜粋等させていただいております。ご了承くださいませ。