飛距離の三大要素
ボール初速
打ち出し角
バックスピン
飛距離には切っても切れない要素。
今回は、ボール初速の最大値を公式(中学の数学で出てきた証明)で表したいと思います。
ボール初速
ボール初速(V₂)は
ヘッドスピード(V₁)の1.5倍以下
と言われています。
すなわち
V≦1.5V₁
では
1.5という数値を証明してみました。
計算式
M ヘッド重量(g)
m ボール重量(約45.93g以下 ルール規制値)
e 反発係数(COR 0.83以下 ルール規制値)
V₂=((M(1+e)/M+m))V₁
という公式があります。
ということは
M(1+e)/M+m=1.5
と仮定できます。
1.83M/M+45.93=1.5
1.83M=1.5(M+45.93)
1.83M=1.5M+68.895
1.83M-1.5M=68.895
0.33M=68.895
M=208.772727g
です。
ルール規制値の上限で、完璧にスイートスポットでインパクトすれば、最大初速を得ることができるヘッド重量は、
約208.77gになります。
例えばボール重量で考えたとしましょう
あるボール重量が、45.5gとすれば
1.83M/M+45.5=1.5
1.83M=1.5(M+45.5)
1.83M=1.5M+68.25
1.83M-1.5M=68.25
0.33M=68.25
M=206.81g
最大初速を得ることができるヘッド重量は、
206.81g必要となります。
ボール重量が、流行りの39gとすれば
1.83M/M+39.0=1.5
1.83M=1.5(M+39.0)
1.83M=1.5M+58.5
1.83M-1.5M=58.5
0.33M=58.5
M=177.27g
最大初速を得ることができるヘッド重量は、
177.27gでコト足ります。
良く考えてみてください。
ヘッド重量とボール重量で考えてみると
今お持ちのヘッド重量で最大初速を出そうとしたら、ボール重量を考えてみるのも良いと思います。
ご自分のヘッド重量とボール重量をご存知ですか?
ちなみに
僕の平均ヘッドスピードは、45m/s
平均ボール初速は、66m/s
ということは
ミート率は1.46
かなり良い数字です。
計算式では
僕のドライバーヘッド重量は、約198g
ボール重量は、45.4g
最大ミート率は1.488
となるということです。
僕がこれ以上の飛距離を上げようとするのであれば、
ヘッドスピードを上げるか、今の現状で対応するには、
バックスピンか打ち出し角を考える方法でしか計算上不可能であるのです。