アーリー・エクステンション(EARLY EXTENSION)
姿勢の消失の一種
右腰が浮く!
ダウンスイングの時、
右腰が前に出る
ていう表現をされる方もいます。
タイガー・ウッズ選手も気をつけているくらいです。
TPIの調べでは、64.3%(3人に2人)の方だとのことです。
ゴルフスイングにおいて
ダウンスイングは下半身から動き出すのですが、骨盤(腰)が上手く回転できず、所謂、フトコロが無く、クラブの通り道が無くなり、詰まってしまい、それを腕で操作しようとするようになってしまいます。
その結果、プッシュやフックになり、最悪の場合
シャンク
となるんです。
カラダの原因
このアーリー・エクステンションは、実は僕も悩みの種。
腰を切る
という感じで、ジュニアの頃から長期記憶していることが、自分のカラダの衰え…即ち、パフォーマンス以上に強く振ってしまう(振りすぎ)で起こってしまいます。
2プレーンでは起こらないんですが、1プレーンでは、どうしても強打する時に起こしてしまいがちです。
スクリーニング・テスト
- オーバーヘッド・ディープ・スクワット
- 下半身1/4回旋テスト
- 上半身回旋テスト
- 骨盤回旋テスト
- 座位上半身回転テスト
- 骨盤傾斜テスト
- 脚伸展ブリッジテスト
- 広背筋テスト
で評価します。
アドバイス
アーリーエクステンションは、その他の原因も多々あります。
- クラブが長すぎる(僕の場合は、ドライバーの時に特にヒドい)
- アドレスの時に、ボールが遠い。
- アドレスの時に、カカト体重になっている。
など
先ほども述べたとおり、タイガーでさえ、アーリー・エクステンションを気にするくらいです。
確かに、エラーが出やすいのですが、僕個人的にも少しずつでも良いので修正して行きたいですが、まずは、自分のカラダのパフォーマンス以上に強打しないコトだと思っています。
なかなか、難しいですがね…
メンタル的には!
オーバー・ザ・トップ(OVER‐THE‐TOP)
クラブが外から入ってくる
よく、アウトサイドイン軌道って呼ばれているエラーです。
TPIの調べでは、45.23%(ほぼ2人に1人)の方だとのことです。
ゴルフスイングにおいて
僕の今までのレッスン経験上、このエラーに悩まされてレッスンに来られる方が多いのは事実です。
しかし、TPIの調べでは上記のとおり。
受講者の方のほとんどは
アイアンでダウンブローに打つため
とおっしゃいます。
カラダの原因
基本的には、バックスイングでは上半身を捻転させ、ダウンスイングでは下半身を主導にすることなのですが、どちらかというと、メンタルがほとんどだと考えます。
確かにイメージ的には判るのですが、
思い込み
が大きく関わっていると考えられます。
スクリーニング・テスト
- 骨盤回旋テスト
- 下半身1/4回旋テスト
- 脚伸展ブリッジテスト
- 骨盤傾斜テスト
- 片足バランステスト
で評価します。
アドバイス
先程の「思い込み」でこんな事ありませんか?
- ダウンスイングで右脇を締める。
- 右ひじを下に降ろす。
- インサイドからヘッドを落とす。
意外と多いんです。
実は、下半身に問題があるのに、上半身のコトが問題であると思いこんでいるんです。
あと、多いのが
- グリップ(ウィークグリップ)
- リバース・ピボットやリバース・スパイン・アングル(日本語的には明治の大砲)。
- バックスイングでフェースが開いている。(ご自分のイメージでは、インサイドに引いている感じ)
いかがでしょうか?
皆さん完全に思い込んでいませんか?
ちなみに
去年、事故によって僕も一時期、オーバー・ザ・トップに悩まされました。まだまだなんですが…
この原因は、後に投稿するキャスティングによるものだったのです。
でも考えてみてください。
僕たちがキャスティングするなんて、よっぽどのコトが無い限りあり得ません。
でも、無意識になんとか
ボールをキチンと打ちたい
と思い込んでいたんです。
ほんと、思い込みって怖いですね。
@光ゴルフ練習場