先日、PGAティーチングプロA級の3学期を受講してきました。
本来は、去年、全行程を修了して2020年度のティーチングプロA級として業務している筈でしたが、諸事情によって今年に3学期と4学期を受講して2021年度にA級に登録されるコトでしょう。
ちなみに、去年A級の1学期と2学期には、2020年PGAティーチングアワード最優秀賞受賞坂本博之プロ、優秀賞大山トギプロ・新熊直樹プロ、YouTubeチャンネルのしだるTVでお馴染みの石井良介プロ等と一緒に受講していました。
PGAティーチングプロ
PGA(公社)日本プロゴルフ協会のティーチングプロ会員には、A級とB級があります。
ご存知でしたか?
今、レッスンをお受けになられている方、ゴルフを始めようと思っている方は、PGAティーチングプロのレッスンを受講してみてください。
ティーチングプロB級
ティーチングプロとしてまずは、B級の資格取得が必要です。
僕が受けた時のことをお伝えします。
実技試験があります。2日間で158ストローク以内のラウンドテストがあります。僕は、実技試験では、143ストロークでした。
その後、筆記試験・面接審査が必要です。
それから、前期・後期6学期制、合計26日間、202時間にも及ぶ座学講習・レポート課題・実技指導・各種検定試験を経て合格した者のみがPGAティーチングプロB級として入会できるのです。
当然、試験(テスト)なので不合格なら再検定(辛かったです…)
なので、できなければ次へと進めないのです。
ティーチングプロA級
B級取得後、翌年でも受講が可能になったA級です。
16日間、座学講習・レポート課題・実技指導とジュニア指導員としての専門講義を32時間、合計で128時間にも及ぶんです。
A級は、B級取得者の中から、毎年度平均で30〜40名が取得しています。意外と少ないでしょ?
A級とB級との違い
ティーチングプロB級
基本的には、ゴルフを教えるプロフェッショナルとしての基本的な知識や実技指導が必要とされています。初心者の方へゴルフを教えることを目的にしています。とは言っても、中級者、上級者に教えても構いません。
ティーチングプロA級
A級の役割としては、ジュニア指導員としての役割はもちろんのこと、ゴルフにおけるより高度な専門知識を学びます。
ジュニア指導員としては、児童心理学・社会心理学・発達心理学・運動生理学などを学んだり、ゴルフのマーケティング実情や発展の講義、レッスンにおける様々な矯正法の講義や実習があります。その実習課程の中に、弾道測定器(トラックマン)やセンサー(SONY)を使った動画でのレッスン実習、動かない身体を動かすようにするためのコンディション法(TPI タイトリストパフォーマンス研究所など)、スポーツカウンセリング論(認知行動療法など)。
ゴルフを教えるプロフェッショナルとして最大限の知識を学ぶのです。
トーナメントプレーヤーとティーチングプロ
PGA会員には、トーナメントプレーヤー(TP)とティーチングプロ(TCP)があります。詳細は、PGAのホームページ(https://www.pga.or.jp/teach/index.html)をご覧になって頂ければ結構です。
要は、ティーチングプロは、「ゴルフを教えるプロフェッショナル」であることが最大の役割なのです。
ティーチングプロは、アマチュアの初心者から上級者、ジュニアや学生、そしてトーナメントプレーヤーにも指導や技能を伝える役割があるのです。
以前は、ティーチングプロのことを「インストラクター」「レッスンプロ」と呼ばれていた時代があったり、現在でも社会的に誤認識されている場面もあります。
しかし、PGAティーチングプロは、「ゴルフを教えるプロフェッショナル」だということです。
だから、「ティーチングプロ」は、PGAの登録商標なのです。
ゴルフを教えるプロフェッショナル
ティーチングプロA級の講義の中で、
説得力
という講義があります。
そうなんです。「説得力」大事なんです。
その「説得力」という力には、論理的に伝える確信的な裏付けがなければ受講者に「納得」して貰えないのです。
僕が、2015年から認知行動療法(CBT)を勉強し始め、
2016年にはTPI(タイトリストパフォーマンス研究所)認定者、
レーダー弾道測定器Flight Scope X3(フライトスコープX3)は2019年から導入しました。
ティーチングプロB級としてPGAに入会し、2021年度のA級資格取得者として登録された時には、ティーチングプロA級として必要なモノを全て活かした状態になるということです。
ティーチングのプロフェッショナルとして、
持っていることは、当たり前のことです。